化粧品が持つ本来の意味

だから「効く」とはいえないし「治る」ともいえません。
しかし、多くの人が、化粧品にとても大きな期待を持っています。
実際「これで肌ダメージが改善される」や「肌が生まれ変わる」など、さまざまなキャッチコピーが並んでいますし、さらに、クチコミで「治った」などの医療レベルの表現も数多く見られます。
こういったコメントなどを見ると「化粧品=救世主」と思ってしまいますが、化粧品は本来「皮膚の表面を正常に保つ、より健康に保つということ」ということが目的で作られています。
たしかに今後、有効な成分が見つかったり、分子を小さくする技術が開発されたりなどしたら、肌にいい成分が奥まで届く可能性はあります。
しかし、だからといって「ダメージを受けている肌が見違えるように”治る”」「驚くほどの効果が出る」という言い方は、化粧品が持つ、本来の意味を見失ってしまっていることになります。
化粧品が持つ宿命
過度な期待を持てば、それだけ「医薬品」に近くなっていくわけですから、副作用というリスクも背負う事になります。
医薬品は、効く反面で、使い方や使う人によっては副作用を起こす危険があります。
化粧品は、どんな肌の人が使っても安全、ということで成り立っているため、副作用が出ないような配慮がなされています。
安全を優先すると、効果はその分薄れるという法則があります。
しかし、それは化粧品が持つ宿命でもあります。化粧品はトラブルにダイレクトに「効く」ことが目的ではありません。
過度な期待は化粧品の本質を半減させてしまいますので、一度、化粧品との向き合い方を見直してください。
