「治す」のではない

化粧品はある程度、皮膚の中に入る可能性がありますが、化粧品=効くもの、という表現は正しくありません。
雑誌やネットなどを見ると「これが効きました!」「肌が改善した!」という表現をよく見かけますが化粧品は薬ではないので、たとえば「アトピーが化粧品で治った」ということは言えません。
あくまでも、アトピー性皮膚炎を「治す」のは「医療機関での治療」です。
しかし、化粧品を使ったらアトピーがよくなった という人もいます。
それはアトピー性皮膚炎で起こっていた肌乾燥やキメの乱れなどがその人の肌に合う化粧品をつけたことで、肌乾燥やキメの乱れが落ち着いた、ということではないかと考えられます。
これは「治った」のではなく「改善されてきた」というのが正しい表現です。
あるいは、アトピー性皮膚炎は自然に良くなったり悪くなったりします。
たまたま化粧品を使った時期が、よくなるタイミングと合っていただけかもしれません。
「治る」と期待するのは誤り
化粧品の立ち位置は、皮膚に起こっているトラブルを「治す」のではなく
「改善方向に向かわせてくれるもの」です。
化粧品がもっとも力を発揮してくれるのは「予防」
たとえば、肌が乾燥する冬に向けて保湿化粧品をしっかり使う事で、肌の乾燥を防いで、肌荒れなども防御することができます。
先手先手で化粧品をうまく使っていけば「トラブルを起こさない肌」をキープすることができるわけです。
「治す」力を期待するよりも、季節や自分の体調などを考慮して、先を見越して先手で「予防」として化粧品を考えていくことが大事です。
