泡の量よりも手の力加減を注意すべき
「両手にたっぷりの泡で、顔を包み込むように洗うのが正しい洗顔」とPRされて、泡で洗う洗顔が一大ブームになりましたが、洗顔において、泡の量や質が一番重要ということはありません。
もちろん、洗顔料は原液のままでは肌に刺激が強いので、薄めるために水を加えて泡立てたほうがよいし、指との摩擦を防ぐためにも泡のクッションがあった方がよいのは、確かです。
しかし、泡立てにこだわるあまりに5分も10分も手の中で泡をこね回しているようでは、本末転倒です。
泡作りに手間取っていると肌が乾燥してしまう
肌の中には、水分をキープする成分(セラミドや天然保湿因子)があり、肌のうるおいを保っています。
これらは肌を水にぬらすだけでも流れ出してしまいます。
洗顔のときは、まず顔と手を濡らしてから泡を立てると思います。
泡立てに手間取っているうちに濡れた肌からうるおい成分がどんどん流出してしまうのです。
洗顔料を手に取ったら水を加えて両手を擦り合わせるようにして泡立て、そのあと手と手を軽く重ね合わせてみて、間に泡のクッションができる程度の量が泡立っていれば充分です。
ソフトクリームみたいな泡立ては必要ありません。
これなら、10秒程度でできて、わざわざ泡立てネットを使う必要もありません。
ちなみにポンプ式の容器を使った泡で出てくる洗顔料は便利ですが、発泡性の強い界面活性剤を配合している事が多く、あまりおすすめできません。
インスタント食品同様、手軽なものには何かしら欠点がつきものです。
自分の手で泡立てるのがいちばんです。
泡より大切な「力加減」と「時間」
泡の量よりも、洗顔でこだわりたいのは「力加減」と「時間」です。「顔が卵だったら」と考えて、割らない程度の力で洗いましょう。
クレンジング同様、まずは皮膚の強いTゾーンに泡をのせ、なじませます。
次に頬やあごなどのUゾーンになじませ、最後にもっとも皮膚がうすくデリケートな目元、口元に泡をのせたら、人肌程度のぬるま湯でやさしくすすぎます。
泡をのせるとつい「せっかく泡を作ったのだから」と延々とマッサージしたくなる人がいるようですが、長時間する必要はありません。
Tゾーンは指先ですごく軽くマッサージするように洗い、他の部分は泡をなじませるだけで充分汚れが落ちます。
むしろ時間をかければかけるほど、肌の乾燥を招きます。
クレンジングスタートから洗顔終了まで、汚れ落としの全工程で3分以内を目指しましょう。
