冷やす事の効果は30分ももちません

肌を冷やすと毛穴が引き締まると信じている人が多いようで、女性誌にもよくTゾーンを氷で冷やす、化粧水を冷蔵庫で、冷やしておくなどの「冷却美容法」が紹介されています。
「冷水ですすいで、毛穴を引き締める」というのもそのひとつです。
しかし、残念ながら、冷やすと毛穴が引き締まるということはありません。
生肉や刺身を冷蔵庫で冷やすとシャキッとするように、肌を冷やすことで一時的に引き締まったように感じる事はあります。とはいえ、その冷却効果は30分ともちません。
皮膚温は、体温で元に戻ってしまうからです。寒い冬、外を歩いているときは肌が冷たくても、暖かい部屋に入れば元に戻ることと同じです。
むしろ、急に冷やすなどの温度変化を肌に与えると、赤ら顔になってしまうことがあります。皮膚に急な温度変化を与える事を習慣的に繰り返すと、毛細血管が開いてしまうのです。
洗顔時のすすぎの温度は冷水ではなく、人肌程度のぬるま湯がベストです。
ちなみに、熱めのお湯や蒸しタオルなども、赤ら顔の原因になることがあります。毛穴の汚れを浮き上がらせる為に蒸しタオルを使う人がいますが、赤みを気にしている人は要注意です。
毛穴の大きさは生まれつきのもの
「お手入れが悪かったのか、毛穴が開いてきてしまった」という人がいますが、そもそも毛穴の大きさは、思っているほどスキンケアで影響されるものではありません。
確かに、女性の顔を見比べると、毛穴が大きい人と小さい人がいます。しかし、それはお手入れの差によるものではなく、ほとんどが生まれつきのものです。
皮脂腺が生まれつき大きい人と小さい人の差なのです。
この「生まれつき」には、遺伝的要素が大きく影響します。
つまり、毛穴の大小の差は、家系的に背が高い人と低い人がいるのと同じ事です。
ただし、スキンケアがよほど悪ければ、生まれつきの毛穴をさらに開かせてしまうということもありえます。
Tゾーンの毛穴に汚れがぎっしり詰まってプツプツと盛り上がっているケースなどです。また、毛穴の汚れを指でむりやり押し出したり、スクラブでかき出そうとしたりといった刺激を加えていると、肌がダメージを受けてよけいに毛穴が広がってしまうこともあります。
肌のたるみで毛穴が開くこともある
生まれつき以外で毛穴が大きくなる原因があります。
それは「たるみ毛穴」です。
肌の奥の真皮には、コラーゲンやエラスチンといった弾力線維が網目のように張りめぐらされ、押すと戻るような肌の弾力を保っています。
この弾力線維が加齢とともに劣化してゆるむと、肌が弾力を失い、それとともに毛穴もダランと開いてしまうのです。
弾力線維のゆるみは加齢だけでなく、睡眠不足や食生活の乱れ、紫外線によっても加速するので、たるみ毛穴が発生する年齢は人によって異なりますが、一般的に20代後半くらいから気になり始めることが多いようです。
たるみ毛穴は頬の鼻に近い部分から起こることが多く、毛穴が縦型に開いてくるのが特徴です。
スキンケアで進行を遅らせることができるので、早めにお手入れをスタートさせるとよいでしょう。
