「乾燥肌にはリキッドファンデ」は逆に乾燥を招くことも
乾燥肌だからリキッドやクリームタイプのファンデーションを使っている、という人がいますが、実は、それはあまり賢い方法とは言えません。
たしかにリキッドやクリームタイプのファンデーションは肌なじみがよく、乾燥肌の人でもしっとり仕上がりますが、実際には肌に負担をかける場合があるので注意が必要です。
こうしたタイプのファンデーションは、乳液状のものの中に顔料(色のついた粉)を加えてつくられています。問題は、顔料が分離するのを防ぐための「乳化剤(界面活性剤)」が多めに使われていることです。
また、リキッドやクリームタイプのファンデーションは水分を含んでいて腐りやすいので、防腐剤が必要です。
こうした添加物が多いと、肌荒れなどの原因となることがあるのです。
肌へのやさしさを考えるなら、おすすめはパウダーファンデーションです。
水分を含んでいないため乳化させる必要がなく、防腐剤の配合量も少なめです。
肌が乾燥気味で粉浮きしやすい人は、下地づくりをていねいにしましょう。
美容液でしっかり保湿したあと薄くクリームを重ね、10分ほど時間をおいてからファンデーションをつけてみましょう。
「無添加」「自然派」の表示があれば肌に優しいわけではありません
「無添加」「自然派」といった化粧品には、肌にやさしいイメージがあります。
これは、化粧品と食品のイメージをダブらせてしまう人が多いためかもしれません。
食品であれば、より自然に近いもののほうが体に良いのは事実です。
でも化粧品の場合は、天然成分のほうが、かぶれなどのトラブルをおこしやすいのです。
化粧品に含まれる天然成分の代表が、植物エキスですが、一つの植物エキスは数えきれないほど多くの成分で構成されており、そのうち一つでも肌に合わなければアレルギー反応が起こる可能性があります。
つまり、天然のものは成分が複雑な分、肌トラブルが起こる確率も高いのです。
また、「無添加の化粧品」というものもありますが、実は「無添加」の定義はメーカーによって異なります。
防腐剤や香料を加えていないものを無添加と称することが多いようですが、もともと腐りにくい化学物質を主成分としているため、防腐剤不使用で作られているものもあります。
また中には、防腐剤や香料を含まないかわりに、界面活性剤などの刺激が強い成分が多く含まれているものもあります。
水分だけ与えても乾燥の改善にはつながりません
肌の乾燥が気になるとき、化粧水やミネラルウォーターをスプレーする人がいますが、こうした方法は、乾燥肌対策としておすすめできるものではありません。
乾燥した肌に必要なのは、水分ではなく、保湿成分なのです。水分をスプレーした直後は肌がしっとりしますが、時間がたてば水分は蒸発してしまいます。
さらに水が蒸発する際、肌のうるおいまで奪うため、かえって乾燥が進む可能性もあるのです。
化粧水のなかには保湿成分が入っているものもありますが、水っぽいものに含まれる保湿成分は、ごくわずかです。
スペシャルケアとして人気が高いスチーム美顔器にも同じことが言えます。水蒸気には保湿成分が含まれないため、保湿作用は一時的なものに過ぎず、乾燥肌の根本解決にはなりません。
乾燥肌対策として有効なのは、美容液でセラミドなどの保湿成分を補うことです。
本物のセラミドには「セラミド2」「セラミド3」のように数字が表記されているもの。成分表示でチェックしましょう。
ただし、セラミドは比較的高価な原料なので、低価格の化粧品には少ししか配合されていないこともあります。
美容液なら、3000円以上を目安に選ぶとよいでしょう。

